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若手社員日誌 本社の様子

2011年7月30日 12:58 PM カテゴリ: ・コラム 「芳賀沼製作 社員日誌」

(本社から見える只見方面の山、新潟と南会津の間の山に雨雲が溜まっているようです)

テレビ局でニュース報道されたように、南会津町の伊南、舘岩地域や隣町桧枝岐村では土砂崩れが発生。只見町では、河川崩壊や土砂災害等で家が流されたり孤立してしまった世帯が出ているようです。昨夜から本社脇を通る289号線では、自衛隊の災害車両や救急車、電気工事車輌が引きりなしに通っています。

幸いにもここ南会津針生にある本社は、昨日は大雨でしたが、今朝から雨があがって曇り空。被害は全くありません。(心配で電話をくださった方もいらっしゃいました。社員一同無事ですのでご安心ください。)

しかし本社脇を流れる桧沢川は土砂交じりの増水が続いていますので今後も引き続き警戒が必要です。天候が早く回復してほしいと願うばかりです。

文責 佐々木かおり

(本社の様子)

福島県応急仮設住宅、衆議院総務委員会の視察が入りました。

2011年7月28日 4:52 PM カテゴリ: News / お知らせ,info 仮設 / 災害関連

昨日、日本ログハウス協会東北支部で建てている応急仮設住宅へ衆議院総務委員会の状況視察が入りました。50人以上の方が恵向公園現地入りしました。

グループホーム仮設住宅建設も進んでおります。

多目的スペース・集会施設前で説明をするのは、設計に携わっている日本大学工学部の浦部智義教授です。構造やログの特徴等の説明をしました。

(浦部教授と民主党の原口一博氏(総務委員長))

3日は通水で、いよいよ恵向公園の応急仮設住宅にも被災者の方が入居します。

福島県応急仮設住宅 恵向公園の現場様子です。

2011年7月27日 1:17 PM カテゴリ: info 仮設 / 災害関連

本宮市にある恵向公園の応急仮設工事の様子です。

ログの仮設住宅に隣接して、応急仮設住宅に入居される方々が利用する集会施設とグループホーム、談話室が建てられています。

(ログ塗装前の多目的スペース・集会施設)

下部壁はログ、上部壁はガルバリウム鋼板仕上げとなっています。

(グループホーム仮設住宅)

集会施設の隣にある、大きな丸太6本が印象的なグループホーム仮設住宅です。

若手社員日誌 「那珂市K様邸、いよいよ南会津から材料を運びます」

2011年7月22日 8:50 PM カテゴリ: レポート from 南会津の工場

本日の工場では、茨城県那珂市K様邸の材料運搬の準備をしておりました。

わたしも午前中に、棟梁の阿久津さんと一緒に材料に傷を付けないための紙を巻きする作業を手伝いました。

(大事に1本1本「大安吉日」と書かれた紙を巻きます)

明日、南会津の本社工場から土台や梁、柱が茨城県那珂市の現場へ搬入され、来週月曜日から建方が始まります。

文責 佐々木かおり

茨城県土浦市K様邸新築工事の様子

2011年7月19日 5:07 PM カテゴリ: レポート from 現場

土浦市のK様邸、新築現場の様子です。

片屋根のK様邸はフラット35S仕様の木造二階建てになります。

中間検査が終わり、これから外装、内装工事に入ります。

応急仮設住宅、県への引き渡し間近になりました。

2011年7月14日 6:31 PM カテゴリ: info 仮設 / 災害関連

二本松市大平農村広場、杉田農村広場の現場では、屋内の家電製品の設置が行われました。いよいよ完成間近です。この2つの現場では、応急仮設住宅に隣接してログの集会所の建設が進んでおります。写真は大平農村広場の現場様子です。

若手社員日誌 「職人の技光る、カンナがけ」

2011年7月12日 2:52 PM カテゴリ: レポート from 南会津の工場

本日の工場の様子です。

那珂市K様邸のキザミ加工もいよいよ大詰めになり、棟梁の阿久津さんによる材料のカンナがけが進んでおります。

日誌の文章が見つからない‥とりあえずこの写真を見てください!

リズミカルにカンナかけをする棟梁。この道50年の職人技です。

「かんな屑が長い!すごい!」自分で撮ったこの写真に惚れ惚れしてしまう私でした。

玄関ホール柱になる、ヒノキ材。

カンナがけは、磨きをするとザラザラした表面はなめらかになるのはもちろん、水分を含むのを防ぐ役割があるそうです。

木の香りがふんわりしていて、触ってみるとほんとにさらっとした触り心地です(^^)

また本日の土浦市K様邸新築現場では、躯体検査に向けて建方が進んでおります。

躯体検査後、内外装工事に入る予定です。

文責 佐々木かおり

若手社員日誌 「東北地方、梅雨が明けました」

2011年7月11日 4:31 PM カテゴリ: ・コラム 「芳賀沼製作 社員日誌」

(ウッド村・昼滝山地区)

東北地方も梅雨が明けたそうですが、いよいよ夏到来ですね!

蝉の声が響く針生は、クーラーいらずで快適です。夜窓を開けて寝ると、肌寒いくらいかもしれません(^^)

さて、本日の工場の様子です。スギの原木が入荷し、工場長が製材加工しております。

蝉の声や鳥の声、工場長がスギ材を製材加工する音、棟梁が那珂市K様邸のキザミ加工する音、にぎやかな工場です。

原木と、荒削りした材木は風通しの良いところに置いています。

文責 佐々木かおり

応急仮設住宅建設状況 南相馬の現場の様子

2011年7月8日 6:55 PM カテゴリ: info 仮設 / 災害関連

南相馬市牛河内の現場は、杭打ち土台入れがほぼ完了しています。県内外からもログビルダーが応援で入っており、ログシェル組み立てが急ピッチで進んでおります。

今日から屋根の取り付けも行われています。(撮影:星)

植木夫妻の家づくり日記 後編 「梅雨の合間の草取り」

2011年7月6日 9:59 AM カテゴリ: レポート from 現場

6月 梅雨の合間の草取り

■軽トラックを国分さん宅に預ける
東日本大震災が起きてから3か月経った。被災地の復興はなかなか進まない。福島第一原発に至っては、まだ危険な状態が続いている。放射能の影響は予想以上に深刻だ。浪江町は二本松市に役場機能を移転となり、美郷の家に滞在していた「高橋さん」一家は、二本松市街地の借り上げアパートに移転された。
梅雨の雨が時折降る中、18日土曜日の夕方、妻が仕事から帰宅するのを待って福島に向かった。翌朝はよく晴れ、気温もぐんぐん上昇。そんな暑い中、恒例の庭の草刈。それと台所脇の窓と2階の北側の2つ窓に、ロール式の網戸を取り付けた。
冷房のない家なので、夏は窓を開けっ放しで風を通して過ごす。南側の窓はすでに取り付けたが。北側もやはり必要だと感じたので、通販で割引の網戸を購入しておいたのだった。
昼前に、高橋さんのお姉さん・佐藤さんに連絡してみる。美郷の家を出るに当たって綺麗に掃除をしていってくれたので、ひとことお礼をということで、妻の携帯から連絡をした。すると駐車場に置いてあった高橋さんの軽トラックについて、ちょっと驚いた話があった。
高橋さんが引っ越された後、ある日軽トラック荷台に多く石が投げ入れられたというのだ。車だけでなく近隣の家の駐車場にも石が投げ入れられていた。物騒なので、気にして、軽トラックは引っ越し先に持っていったというのだ。
昨晩到着した時、駐車場に車がなかったので、高橋さんが持っていったのだろうとは思っていたが、そんな事件があったとは考えてもみなかった。アパートの近くに置いてあるとなると駐車場代もかかるだろうと、軽トラックは、できたら国分さんの所で預かってもらえるよう交渉してみることにした。


早速、午後国分さん宅に伺う。畑の草取りを手伝う。それと先月、U字溝を入れた湧水のところを見てみたら、コンクリートの管が埋め込んであった。今度ここ水が出るようなポンプを付けるという。そうすれば、きれいな水がどんどんでてくるというわけだ。ちょっと楽しみである。


ひと作業をした後、軽トラックの件を国分さんに話してみたら、快く引き受けてくれた。早速、佐藤さんに連絡を取ると、軽トラックを持ってきてくれるという。下長折までは大変なので、安達が原の「ふるさと村」で待ち合わることにした。夕方、佐藤さんと妹さんの高橋さんとで、軽トラを持ってきてくれた。

久しぶりに挨拶をし、「ご主人によろしく伝えてください」と言って別れた。国分さん宅に戻り、敷地内の空き地に軽トラを止めてもらう。これで薪と薪置き場を作るための木材を積んで持って行ける。翌日の午後、また訪れることを国分さんに約束して、美郷に戻った。さすがに昨日夜半についてから、1日動きっぱなしだったので、夕食を終えるとバタンキューという感じで寝てしまった。

■電話工事と大平仮設住宅の見学
翌日の午前中は、NTTが電話の取り付け工事に来た。妻の母方の実家━━新潟の空き家にあって休眠状態にしてあった「電話」を、そろそろ期限切れになることもあって、美郷に引っ越しさせ、取り付けることにしたからだ。
9時頃、NTTの人が来る。家の中に入ってきた年長の設備工事の人が柱を見て「これはすごい!! これだけの柱、手に入らないでしょう」と驚いていた。1時間ほどで工事は完了した。あとは電話機を付ければOKだ。
工事をしてい間、私は物置の脇に薪置き場を作るための目印の杭を打っておいた。
昼食は、「安達が原のふるさと村」のレストランに行ってみることにした。4月末からここのレストランはリニューアルされており、地元の野菜を地元の主婦たちが料理し、ビュッフェ方式でいただくものだという。以前のレストランは定食屋のようなもので、内容もイマイチだったで、どんな風に変わったのか、ちょっと興味があったからだ。


値段1250円。ちょっと高めだが、食べ放題ということならこの価格でもいいだろう。味もまあまあ美味しい。トマトのゼリーがちょっと珍しくて人気だった。夜も予約なら受け付けるという。ただ野菜が中心のヘルシーなもの。郷土料理が中心だが、パスタやサラダなど女性や若年層も意識したものとなっている。ただ野菜だけなので、ヘルシーすぎる感もある。麺や肉とうまく組み合わせてボリュームのあるものにしたり、野菜の調理の仕方も工夫したらもっといいだろう。メニューの種類ももう少し増やし、旬の野菜を飽きないように提供すれば、せばリピーターが増えると思った。、
昼食後、国分さん宅に向かう途中、大平公園の仮設住宅の現場に立ち寄ってみた。芳賀沼製作のHPで、見ていたのでログの仮設住宅ってどんなものだろう気になっていたからだ。残念ながら現場には、芳賀沼製作の方たちは居なかったが、仮設住宅を少しのぞいてみた。


内装工事にかかっているところだったが、ちょっと拝見してみた。壁は木材が井桁に組んである。これなら、よくあるプレハブ住宅のように「夏の暑く、冬の寒い」ということも少なく、「仮設住宅でも快適かも」と思った。


国分さん宅に行ってみると、庭のさつきの剪定をしていた。それを少し手伝った後、今度は震災で崩れてしまった石灯篭を直す。けっこう大きい石なので、ユンボウにワイヤーを付けて吊り下げて、元の位置に戻す。その後は、アスパラ畑の雑草むしり、庭の雑草取りも行った。

■放射能の影響が……
雑草取りをしながら、国分さんと原発のことや野菜の話をする。数日前に、国分さんは東和地区の関さんと会って、飲みにいったという。同じ二本松市地域の有機農業者として交流をしているようだ。こうした農家の方たちが集まって、いい野菜作りの輪が広がるのは素晴らしいことだと思う。
そしてまた原発の話題も出た。実はこの二本松地域も場所によって放射線濃度が高く、浪江町から避難してきた人の放射線剣先で図ってみたら、さくらの犬小屋のあたりの放射能数値がけっこう高かったのにショックを受けたとのこと。原発事故の影響の深刻さを改めて認識した。
「しばらくは、原発周辺の地域の土地は使えないだろうから、そこに太陽光パネルを敷き詰めて発電し、それを東電に売って、福島の復興の資金にしたらどうかという案も出たんだよ」と言う国分さんの話に、私たちは大賛成をした。
とにかく、できるだけ早いうちに「第一原発の事故処理が終える」ことを願うばかりだ。
帰り際に、紅葉の苗木をもらった。翌朝、それを庭に植えた。はたして木になるだろうか?そして、いつものように掃除をし、「道の駅 あだたら」で買い物をして帰路についた。

来月は、ちょっと芳賀沼製作に夏のご挨拶に行き、久しぶりに「ふるさと宿」に泊まることにした。また、南福島の菅野さん宅にも暑中見舞いに伺おうと思う。そして、なかなか出来なかっった薪置き場も作りに取りかからねば……。
けっこう予定がいっぱいで忙しくなりそうだ。

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