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郡山市S様邸 新築工事レポート

2012年6月27日 5:55 PM カテゴリ: レポート from 現場
 
梅雨とは思えないような素晴らしい青空の下、郡山市で新築工事中のS様邸へ行ってまいりました。

 

S様邸では、住宅エコポイント対象製品であるジェットファイバーが入りました。 

ジェットファイバーは、新聞古紙を主原料としたリサイクル商品で、木質繊維と最新技術が融合した 

セルローズファイバー素材を使用した従来とは異なった新しい断熱材です。 

 

床下の吹き込み状況

 

天井上 吹き込み状況

 

これが、スーパージェットファイバーです(^^)

 

専用シートを貼り、専用ノズルで高密度に隙間なく施工した後

 

断熱性・吸音性に優れている上に、吸放湿性があり、周囲の温度・湿度に応じて調湿してくれるほか、結露防止に効果を発揮することで、家も長持ちするのだとか。 

「これは、良いよ~」とは施工業者さん。 

今日で床張りも終わるとのこと。

少しずつ お家らしくなってきたS様邸です。 

文責 千葉

弊社の製材品の線量調査結果になります

 本日、福島県農林事務所の調査員がお越しになり、弊社で製材加工した製材品の表面線量の測定調査をしました。

町内の製材場全てを調査しているようで、県や南会津町のホームページで結果を公表するそうです。

今週から解体工事が始まりました福島県南会津町針生のM様邸。

M様土地から伐採した針生産のスギ材を製材加工したところでしたので、そのまま放射値を計測して戴きました。

400CPM=0.3マイクロシーベルトなので、計測していただいたM様材料は、

平均値51.3CPM=0.03マイクロシーベルトという結果で大変低い数値です。ひと安心しました。

 6/25 16:17現在

工場内地上から1m時点空間線量58CPM(0.04マイクロシーベルト)

県では、今後も継続して木材の線量調査を行うそうで9、12、3月に同じ検査をするということです。

安心して家づくりができますよう、皆様に情報を公開していきます。

文責 佐々木

家相の良い家 

2012年6月21日 10:11 AM カテゴリ: ・コラム 「芳賀沼製作 社員日誌」

台風4号が通過したと思ったら、新たな台風情報。

雨の日が続くとどうしても気分も鬱々としがちですが、「次世代省エネルギー基準の家」は、快適さや健康的に暮らせることもキーポイントです。

断熱気密化されたお家は、どの部屋でも同じような室温になり天井付近と床の温度差も少なくなり、どこにいても快適に過ごせます。

更に、湿度によるストレスのない快適な室内環境を得られるほか、計画換気によって室内の空気を常に清浄に保つことができ健康的な住まいになるのです。

「家相」は、家の気の流れを良くするために大切なものだといわれます。

先人の知恵。とばかりは言えないようです。

S様邸は、家相にもこだわって建てられています。

地域型復興住宅

2012年6月20日 5:47 PM カテゴリ: info 仮設 / 災害関連

地域型復興住宅をご存知ですか?

東日本大震災により多大な被害を受けた福島県において、地域型復興住宅の生産体制の構築を促進することにより、被災者の暮らしの再建、地域産業の再生、景観の保全、省エネルギー、平常時を超える需要対応等の課題解決に寄与することを目的として立ち上げられた地域型復興住宅協議会が提案する「地域にふさわしい」「夢と希望が持てる」「良質で低価格」の住宅。それが「地域型復興住宅」です。

住まいを再建するために、

  1. 長期利用:丈夫で長持ちする住まいの基本性能を備える
  2. 将来成長:将来のライフスタイルの変化に対応可能な自由度の高いプランを考慮する
  3. 環境対応:エネルギーを大切にする住まいづくり
  4. 廉価:手の届く価格で計画する。住宅生産者もコスト低減に努力します
  5. 地域適合:地域の気候風土、景観に配慮し、地域の建材、事業者の活用に努める

これらを重要なメリットとして掲げています。

弊社では、「福島復興再生住宅協会」として、丸太組工法及び木造軸組工法で建てる

福島復興再生の家』をご提案いたしております。

お住まいの再建を考えていらしたら、是非ご検討ください。

開かれた製材工場 中学生の見学

5:08 PM カテゴリ: レポート about 見学 / 視察

昨日、南会津町の檜沢中学校1年生が技術の授業の一環で工場見学に訪れました。

あいにくの雨模様でしたが、ヘルメットを被った7名の生徒さんは、大きな声な挨拶で元気がいっぱいです。

赤い手袋で挨拶をしているのが工場長。腰に手を当てているのは、案内人の田口さん(通常の仕事は現場管理をしています)。

今回の見学は、製材加工を見ることが目的でしたので、原木から丸太の製品になる工程を見てもらうことになりました。まずは製材場へ移動します。

  

上の写真は地元・南会津町針生で伐採した原木「スギ」を製材して角材にするということで、真剣なまなざしで見学している様子。

すべての面の加工が終わったあとは、丸太の円柱加工場へフォークリフトでスギを移動させます。下の写真は円柱加工場の様子です。

 

ここでは、原木から製材加工した角材を丸太ログ材へ加工する様子を見学しました。丸太の背割れやノッチ受けの仕組みを聞き、生徒さんも納得のようです。

実際に製材したログ材の触れて、スギの木肌を感じてもらいました。

生徒さんと最初は緊張気味だった田口さんも質問コーナーを交えた後はうちとけたようでした。

今回は授業の一環でしたが、本社工場の周辺地域にお住まいの生徒さんも多かったので、今度は木工体験などで気軽に来ていただければと思います。

文責 佐々木かおり

材種の英単語クイズ出題 勉強してみました

2012年6月15日 4:47 PM カテゴリ: ・コラム 「芳賀沼製作 社員日誌」

当社では10時と15時にいっぷく(休憩時間)があるのですが、15時に設計の星さんに材木の英単語クイズを出題されました。

みなさん、材種を英語で言えますか?(私は恥ずかしながら、半分くらいしか正解しませんでした)

よく芳賀沼の建物で仕様する材種の特徴を簡単に教えてもらったのでここでご紹介したいと思います。

読みやすくするため英語をカタカナ表記しました。あしからずご了承ください。

■ 杉(スギ)‥Ceder(シーダー)

用途:構造材・造作材・建具・家具・樽・桶・工芸品など

日本の杉だと屋久島杉、秋田杉、吉野杉などが有名ですね。

外国産材だと、Westan red Cedar(ウエスタンレッドシーダー)があげられます。

外国産材は太さがありますので丸太ログ材で使用されることが多いみたいです。

製材したての国産材の杉

■ 松(マツ)‥Pinus(パイン)

用途:構造材・造作材・床材・鴨居・敷居・造作材など

縁起が良い木は松竹梅はというように、松はそのひとつです。

日本の松といったら赤松やクロマツを指しますが、外材だと米松(ダグラスファー)、欧州赤松(レッドパイン)のことを指すそうです。

パイナップルは松ぼっくりに似ているからパイン+アップル=パインアップルって名付けられたとか。

「だから、松はパインか」なんて単純に覚えようとする私です。

埼玉県寄居町Y様の框は赤松

■ 檜葉(ヒバ)‥Yellow Cerder(イエローシーダー)

用途:構造材・造作材・建具・家具・水まわりなど広範

別名「アスナロ」とも呼ばれます。触り心地は柔らかい木ですが、耐朽性が大きく、水湿性にも優れているそうです。

外国産では米ヒバのイエローシーダーがおもちゃなどに使われているのをよく見かけます。

ヒバは、柔らかい木で加工がしやすいです。水に強いので、お風呂の敷居などに仕様されることが多いです。

ログ材でもイエローシーダーを使います。

茨城県ひたちなか市K様の土台はヒバ材

■栗(クリ)‥chestnut(チェスナット)

用途:土台・構造材・装飾材・家具・水まわりなど

栗は個人的に好きな木の種類のひとつですね。

昔から、耐久性がよいので栗材が土台によく使われていたそうです。

これまた木のおもちゃですが、赤ちゃん用の木琴などで栗の木が使われていて、堅い木だから?か高い音がよく響いていたのを覚えています。

今年施工した、ひたちなか市のN様邸の床の間の和家具の上板に栗材を使用しており、肌触りがよく、淡い茶色で木目が引き立ち気品がある仕上がりでした。

(会社にある南会津産おもちゃから)

■檜or桧(ヒノキ)‥Cyparis(サイパス)

用途:高級建築材、造作材、和風建具、家具などの建築全般

星さんは、20年前にカナダへいきまして、本場ログハウスの視察をしたそうですが、現地人がアルバータ州訛りだったかもしれませんが、確かにヒノキのことを「サイパス」と発音していたとのことでした。

先日のブログ記事へも紹介したとおり、ヒノキ材は仕上がると、平滑で光沢がありヒノキ独特の香りがします。

気分を落ち着かせるアロマ効果あるそうです。

ヒノキの名の由来では「すぐ火がつく」から「火の木」となったとの説もあるみたいです。面白いですね!

(柱構造材へ加工中のヒノキ)

■楢(ナラ)‥oak(オーク)

用途:家具用材、洋酒の樽材、床板、枕木、器具材

日本ではミズナラが有名ですかね‥ドングリがなる木です。

ストーブの薪としては水分が多いので、なかなか燃えにくい性質がありますが、火がついてからは長時間燃え続ける材で重宝するそうです。

木肌は粗めで堅い木材、加工は乾燥中狂いが生じやすい欠点がありますが、木目がはっきりして美しい模様があります。

柾目面には美しい縞模様、それが虎の皮の縞に似ているため虎斑(トラフ)と呼ばれています。

落葉広葉樹で、一般的にオーク材と呼ばれるものはカナダ・北米が産地の「レッドオーク・ホワイトオーク」のことで日本で言われるナラ材とは少し違うそうです。

(会社にある南会津産おもちゃから)

■欅(ケヤキ)‥Zelkova(ゼ ルカヴァ)

用途:造作材、家具、框、床の間、大黒柱

弊社でも和風の家に合わせて、ケヤキのテーブルを造作します。本社の応接間のテーブルもケヤキの1枚板です。

贅沢に無垢材テーブルとして使う場合、胡桃油やえごま油の植物性塗料でオイルフィニッシュしています。

使えば使うほど、表面に色艶が出てきますので愛着も持てますね!

他にも桜やブナなど、本当に様々な材種があります。いっぷくの短い時間でしたが、それぞれの木の性質・知識を知ること、長年の経験の重要性を感じました。

「適材適所を見極める職人さんって、エキスパートですね!すごい!」

「そんなの木材を扱っているんだから知ってて当たり前だ」と一喝され、職人さんみんなの前で笑われた私でした。

文責 佐々木かおり

南会津本社・製材工場のヒノキ材加工様子

2012年6月13日 12:04 PM カテゴリ: レポート from 南会津の工場

ヒノキの角材をキザミ加工する棟梁の阿久津さんです。

ヒノキは、法隆寺や薬師寺で使われているように宮殿建築用として用いられており、耐久性・保存性がよい最高の材として使われてきた歴史があります。

(法隆寺は8世紀始めに建てられたと言われておりますので1200年もの年月を桧材が建物を支えていたのですね!日本の建物は強い!)

特に、ヒノキ材は仕上がると、平滑で光沢がありましてヒノキ独特の香りがします。気分を落ち着かせるアロマ効果あるそうです。

またヒノキ材やヒバ材に含まれる「ヒノキチオール」という物質が防カビ、細菌の増殖を抑えるという抗菌作用の働きがありまして、桧風呂や桧漆器等で多く使われています。 

 (桧の香りが広がる工場内)

今回、柱構造材としての加工が順調に進んでおります。

Y様邸丸太ログ、ログハウス建築コンテスト受賞

2012年6月11日 2:49 PM カテゴリ: info メディア掲載 / 展示会

一般社団法人日本ログハウス協会主催の平成24年度のログハウス建築コンテストで、

昨年施工しました埼玉県Y様邸丸太積みログハウスが審査委員特別賞「住み心地で工夫」を受賞しました。

 高台に建つY様邸

Y様邸ページはこちら↓

つくった家・Y様邸(http://www.haganuma.co.jp/houselist/list-yorii-y.html

また、福島ログハウス共同体(県内5社ログハウス施工業者)で施工しました。

福島県二次募集の応急仮設住宅は

社団法人日本住宅・木材技術センター理事長賞を戴きました。

これからも木の住宅の良さ、ログハウスの良さを広めたいと思います。

郡山市 S様邸新築工事レポート

2012年6月9日 6:44 AM カテゴリ: レポート from 現場

6月9日は「我が家のカギを見直すロックの日」なのだそうですが、

快適に暮らせる住まいづくりの「鍵」といえば…

冬は暖かく、夏は涼しい。高気密・高断熱の「省エネルギー住宅」もその一つではないでしょうか。

S様邸は『次世代省エネルギー基準の家』です。

 『次世代省エネルギー基準』は、「快適さ」「健康的」「省エネルギー」「耐久性」の

4つのキーワードで表される質の高い住まいを建てることが主な目的となっています。

S様邸は、先日中間検査も無事に終わりました。

「今までが寒い家だったから、出来上がりが楽しみです」と仰るS様の奥様。

竣工までは、もう少し先です。

南会津町針生の復興住宅モデルハウスの施工様子

2012年6月8日 6:46 PM カテゴリ: レポート from 現場

九州北部と中国・四国地方と近畿では、梅雨入りしたと気象庁の発表がありましたが、こちら福島県の南会津町では天候が快晴の日が続いております。

さて南会津町針生の復興住宅モデルハウスの進捗状況です。

 

(6/7木の16:00撮影)

通常横に積み上げる角ログでありますが、この復興住宅モデルハウスはログを縦に組みパネル化した構造となっております。

屋根工事が終わり、外壁に木材保護塗料が塗装されました。

 

洗面所とトイレの間の壁下地材を入れている大工・星さん。

 壁のないところはガラスサッシが入ります。

 

玄関吹抜けの手摺を付けている後姿の湯田大工。

今回、復興住宅モデルハウスでありますが、地熱を利用するというコンセプトの一つに挙げられます。

上の写真の床と天井をつなぐ黒の2本の太いパイプは地熱の空気を循環させるもの。ロハスの見える家になっております。

2階天井部は、断熱材入れ後、下地材の石膏ボードを貼り終えました。引き続き、内装工事の作業が行われます。

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