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伐採からの家づくり・福島県下郷町T様邸  『弊社の乾燥機を見学』

2013年1月30日 7:19 PM カテゴリ: レポート about 見学 / 視察

弊社の乾燥機は長さ12m×幅3m×高さ4.2m、約30㎥の製品材を乾燥できる木材乾燥機です。

 昨年、最新型の木材乾燥機を導入しました。

『製品材の約30㎥ってどのくらい?』っていっても、体積の単位で表されると、なかなかイメージがつかないですよね…

そこで在来工法の家1軒の家ってどのくらい木材を使用するのか、先輩に教えてもらい私なりにまとめてみました。

簡単に計算する方法を教えてもらったので図で説明します。

 

 在来工法では、とりあえず2.5石という数字を坪数にかけると製品材の石数がでるそうです。

石(こく)は昔ながらの木材屋が使う単位で、体積で表すと1石=約0.27㎥(りゅうべい)なので、

例)30坪の家

30坪×2.5石=75石

75石×0.27㎥=20.25㎥

すなわち30坪の家なら20.25㎥の加工された木材を使用するということになるのです。

つまり弊社の木材乾燥機は、一般的に多い35坪の家の一軒分の材料を1度で人工乾燥できる乾燥機ということ。(これは芳賀沼の強み?!)

現代の木造住宅は、コスト面やプレカット加工技術、建築材料の発達で昔の住宅に比べて木材の使用量が減少しているそうです。

あえてその木材をふんだんに使った自然素材を感じる家づくりができるのは、製材加工・乾燥できる製材場も兼ね揃えた工務店の特権なのかなと思いました。

これなら、今ある家の前に植えてあるケヤキを新しい家の框に‥なーんていう夢も実現可能ですね!(^^)

さて、1月18日金曜日に、木材乾燥機へT様の材料を入れました。

 

以前の記事(2011年3月9日)で乾燥機の仕組みを紹介しましたが、新しいこの乾燥機では、蒸射(=約120度の蒸気にかける作業)を五日間行いました。この蒸射により、大量のスチームで原木が蒸されて応力抜き(=木のねじれを減少)をしたり、ヤニ抜きをします。

蒸射後、乾燥機内の蒸気を止めまして、約1週間ほど温度を保ちまして材料を乾燥させました。

 

25日、乾燥状況を見学のためT様ご夫婦が来社。実際に手を触れてもらい、乾燥の仕上がり具合を見てもらいました。

これらの乾燥機にかけた材料は荒削りした木材なので、乾燥機から出しまして木の性質やねじれなどを見ながら、柱や桁、梁などの構造材へ製材加工をします。

工場長に話を聞くと、T様邸では、床板フローリング等も伐採した赤みのきれいな唐松を使い自社加工しますので、造作材料も合わせて4月までに3回に分けて人工乾燥をするそうです。

ひと冬かけて、材料を選別するT様邸。人工乾燥が終えた材料より、「大型機械で製材加工」から「職人による手キザミ加工」と材料加工へ入ります。

 

文責 佐々木かおり

南会津地域・借地型移住地のはりゅうウッド村

2013年1月25日 6:06 PM カテゴリ: ・コラム 「芳賀沼製作 社員日誌」

1/24撮影の南会津本社がある針生地域「通称:はりゅうウッド村」の様子です。

(雪のなかの家並み、雪の足跡は野生動物のもの)

(はりゅうウッド村のペンション群)

(白樺やナラの原生林)

(南会津本社の様子)

千葉県いすみ市M様邸 『材料の製材加工状況』

1:58 PM カテゴリ: レポート from 南会津の工場

千葉県いすみ市M様邸の製材加工が本社工場で行われております。

(杉を製材する湯田工場長)

どういう風に材料をみせるか、工場長と阿久津棟梁が材料の打ち合わせ。

いい材料、職人の腕の見せ所なので力がこもった話し合いをしております。

千葉県松戸市M様邸 『木製デッキの取付、左官塗りへ』

2013年1月24日 5:32 PM カテゴリ: レポート from 現場

千葉県松戸市M様邸の2月12日の引き渡しに向けて、屋外では外構工事でベランダ・デッキ取り付け、玄関前のアプローチづくりが進んでおります。

本日は自転車小屋のコンクリート打設が終わりましたので、建方へ入ります。

 

(大通りから見M様邸外観、ベランダ・デッキ取り付け作業中です。)

屋内では下の写真の通り、先週末より左官工事が進んできました。

本日で壁天井の左官工事が終わりましたので、明日から玄関土間の石張り、ストーブのタイル張りへ入ります。

  

壁の下地材・石膏ボードパテ処理状況(リビング部分)

 勾配天井部分、左官塗り仕上材ジョリパット。

(造作棚とロフト部分)

本社のある南会津ではM様邸の特注木製建具を造りましたので現場に搬入・取付する予定です。

照明器具、住宅設備器具の取り付けなど残しておりますが、いよいよM様邸も完成です。

ブランド化事業・郡山市H様邸 『21日より建方へ』

2013年1月22日 9:16 AM カテゴリ: レポート from 現場

福島県郡山市のブランド化事業で建てるH様邸の建方が始まりました。

郡山市は会津地域より雪が降らない地域ですが、現場には10cmほど積もっておりました。

風が強く、冷たい寒さが体に凍みますが、息を白くしながらきびきぼと動いてかけやで打つと職人さん。活気のある声が響き合うH様邸です。

全ての木材を県内産材を使用しています。また柱・構造材は全て手キザミ加工しております。

2Fの母屋・桁まで建て方が終わりました。

本日は天候が悪く現場を空けておりますが、天候回復後、屋根部の垂木・野地板・ルーフィング貼り作業をしまして今週末に板金工事に入ります。

住まいの設計3.4月号 茨城県ひたちなか市N様邸が掲載されました

2013年1月21日 6:16 PM カテゴリ: info メディア掲載 / 展示会

昨年4月末に完成した、茨城県ひたちなか市のN様邸が

『住まいの設計3.4月号』扶桑社2013.1.21発行に取り上げられています。

 

N様邸は数年後の定年退職後の生活を考慮した夫妻の住まいで、数年後に建てる子世帯の住居を想定した間取りや配置計画をした在来軸組工法の住宅です。

動線の短く済むような家事のしやすい回遊型の間取りで開放的な平屋の家になっています。

また収納棚や家具がこだわりで、N様ご夫婦のライフスタイル・サイズに合わせたオリジナル造り付けも魅力的です。ぜひ書店で、N様ご夫婦の新しい住まいでの暮らしぶりをご覧ください。

福島県南会津地方 冬の伐採がおすすめ『寒伐りとは?』

2013年1月19日 7:05 PM カテゴリ: レポート about 見学 / 視察

雪国では冬の時期が、草木が生い茂らないので材料が傷つきにくく伐採に適しています。

この南会地方では、12月~3月始めくらいが寒伐りする最高のコンディションがそろう時期となります。

冬の除雪は大変ですが、こんなとき雪も意外と役に立つなと思ってしまう私です。

さて以前、自社の山から寄居町Y様邸の丸太ログの家の框材を選んで伐採した際の写真を再アップしてみました。

受堀の切れ込みをチェーンソーで入れる工場長。「ん~迫力があってかっこいい!」

 

赤松材が倒れる瞬間です。この山の赤松材はすべて弊社のもの。4代前(材木店:芳賀沼木材店だった当時)より受け継いできた宝の山です。

寒伐りの詳しい記事はこちら(タイトルをクリック下さい。)

2011年2月28日UP! ⇒ 「2月27日 赤松の伐採をしました」

2011年2月21日UP! ⇒ 「南会津の木こり、スギを伐採する」

そして、そのY様邸の框材を製材している様子がこちら。赤松を加工して乾燥機に入れました。
 

框となる赤松の角度を微調整して、機械を動かす工場長。スパッと皮が剝がれ落ちました。

 

(製材後の曲がり木、自然乾燥でじっくりと木のねじれを調整。)

仕上がりはこのようになりました。  

Y様邸の玄関かまちです! 完成したY様邸 ⇒ http://www.haganuma.co.jp/houselist/list-yorii-y.html

                    *

住宅は人生最大の買い物という方も多い中、Y様のようにこだわりの材料を使った住宅、とても素敵ですね(^^)

文責 佐々木かおり

千葉県いすみ市M様邸 『材料のキザミ加工始まりました』

2013年1月17日 1:31 PM カテゴリ: レポート from 南会津の工場

千葉県いすみ市M様邸のキザミ加工がはじまりました。

 

今回M様邸では、土台材料は防腐注入材を使用します。

 

上の写真の自然木の中から6本選びまして、曲がり木の梁材へ加工します。これから研磨工具サンダーで材料の表面を磨く作業へ移ります。

伐採からの家づくり・福島県下郷町T様邸  『材料の見学』

9:47 AM カテゴリ: レポート about 見学 / 視察

下の写真は今年に入りまして、下郷町のT様ご家族が打ち合わせ・材料の状況を見学にお越しになった時のものです。

T様の山で伐採した大黒柱となる材に記念マークをつけました。

雑誌・ソトコト2月号 『はりゅうウッド村が紹介されました』

2013年1月16日 4:31 PM カテゴリ: info メディア掲載 / 展示会

雑誌社・木楽舎発行のソトコト2月号(2013.2.1発売)では、

移住者向け情報特集ということで、南会津町がP61に紹介されております。

その中で本社のある地域のはりゅうウッド村も紹介していただきました。

南会津町への移住に関する問い合わせ先▼

南会津町役場 (相談窓口TEL 0241-62-6200)

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